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妄言砂漠

2007-08-14

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World of Warcraft のBlizzard Entertainmentが方正のフォントを勝手に使っていたそうです。ふむ。

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富士登山のバスツアーに参加しました。

1日目(8月11日)

早朝4時半に起床。シャワーを浴びて朝食を取り、6時過ぎの小田急線で新宿へ。バス乗り場はヨドバシカメラの近く。このあたりは、各種バスツアーの発着場所になっていて、早朝なのに人でごった返している。しばらくして一緒にツアーに参加する友人6人と合流。

バスは7時頃に出発。夏休みまっただ中なので高速道路は渋滞していたけど、12時ごろにスバルライン経由で富士山5合目に到着。ここに雲上閣という施設があり、登山に必要のない荷物をロッカーに預けたり、登山用の服装に着替えたり、昼食を取ったりすることができる。着替え室は無料で利用できるけどトイレは有料。手を洗う水はちょろちょろとしか出ない。

昼食後、13:30に出発。同じバスに乗っていた20数名が1つのグループとして行動する。富士山は快晴で下界ならフラフラしそうな太陽だけど、標高2305mの5合目はカラッとしていて快適。この5合目から6合目(2390m)までを1時間ほどかけて歩く。すでに標高2000mを超えているので、ゆっくりと体を慣らす必要があるのだそうだ。この間、ガイド氏がいろいろとレクチャーしてくれる。登山時の足運びや呼吸の仕方はとても勉強になった。

14:30ごろ、6合目の安全指導センター付近でトイレ休憩。15:00に6合目を出発。岩場や砂利道が続き、遮蔽物が全くないところを登り続ける。ガイド氏が先頭でペースを調整しているし、休憩も細かく設定されているのでそれほど疲れない。太陽を雲が遮ってくれているのも助かる。落石防止の巨大な壁の間を縫うように登り続け、16:30ごろに7合目に到着。本日は富士登山のピークということで、登山客が非常に多く(私もその中の1人だけど)登山道も渋滞気味。トイレなどは10分以上待つことになる。

18時過ぎに標高3000メートルを通過し、太陽が沈むのを眺めながら岩場を抜け、19:00に本日の仮眠所「太子館」に到着。「太子館」の「太子」は、聖徳太子が富士山に登った時に休憩したところという伝説から来ているらしい。食堂にも聖徳太子の木像が飾ってあった。

夕食はカレー中心。一緒にツアーに参加した方の中に誕生日を迎えた人がいたので、夕食後にみんなでお祝い。アルコールフリーの健全なお祝いだった(標高3000メートルだもの)。その後、歯を磨き*1、ウェットティッシュで簡単に汗を拭って着替え&防寒対策。セーターとレインウェアを着込み、寝袋に体を押し込む。1畳くらいのスペースに大人2人が寝るかたちなので、快適にはほど遠い状態だけど、しばらくすると色んないびきが聞こえて来た。ちなみに太子館の収容可能人数は350人(!)で、この部屋だけでもざっと70~80人くらいは寝ていたと思う。

22時過ぎにごそごそと起き出し、水などを調達した後*2、22時45分に集合して、23:00出発。小屋の前から大渋滞でなかなか進めない。登山者は全員ヘッドライトを装着しているので、その明かりがえんえんと山頂に向けて続いている。防寒対策はしているものの、前に進めず動けない上、風が出てきて非常に冷える。かじかんだ手足に岩場はつらい。

24:00、元祖室に到着。気がつくと外国人登山客が増えていて、中国語、英語、韓国語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ヒンディー語を耳にすることができた(妻からの報告によればドイツ語も)。富士山は非常にインターナショナルである。

2日目(8月12日)

地上なら熱帯夜で寝苦しいとか言っている時間帯だが、風がますます強くなり、体がどんどん冷える。気温についてはよく分からないが真冬以上の寒さだ。石がごろごろしている道をヘッドライトで照らしながら歩くのも非常に疲れる。

唯一の救いは星空。ものすごい数の星が空を埋め尽くしていて、天の川もはっきりと確認することができる。ちょうどペルセウス座流星群の時期と重なっていたので、小休止のたびにヘッドライトを消して空を眺める。成果は流れ星1個。

3:30に9合目の鳥居を通過。寒さと疲労がピークに達し、周囲からも楽しそうな話し声が消えた。あとから聞いた話によれば、このへんでリタイアを検討していた人がかなり多かった模様。私も「もうここでいいや」と何度か思った。とはいえ、本8合目に戻ろうにも山道は頂上を目指す人間で溢れていて、とても逆走なんかできる状態ではない。

4時頃、頂上手前の岩場。4:50が日の出なので登山客のペースが一気に上がる。これまで安全最優先で来たガイド氏らもなぜか煽る。「今ならまだ間に合います。頑張りましょう!」私ももちろん頂上に到達したいが、この難所でみんなが先を急ぐのは非常に危ない(千人単位の人間が山頂を目指している)。酸素が薄いので、岩場を急ぐと心臓がどくどくと鳴るし、疲労からたまにふっと力が抜けるし、周囲への注意もおろそかになる。そのへんはみんな同じで、ストックや金剛杖*3で何度か顔を突かれそうになった。

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4:50少し前に頂上の鳥居をくぐる。ギリギリセーフ。御来光は添乗員氏曰く「今年一番の御来光」だったらしい。何も遮るものがない中を太陽がどーんと登ってくる。「日の出なんて何が楽しいの?」というアンチ御来光代表である妻も「すごいすごいすごい」と感動している*4。いや、本当にこれはすごかった。感動。

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で、上が山頂の様子である。見ての通り、ラッシュアワーの駅のようにごった返している。自動販売機で温かい紅茶(400円)を購入し、持ってきたオールレーズンなどをほおばり小休止。点呼を行い、火口を見学した後、5:50ごろに下山開始。

この下山の行程は、思い出したくもないくらいつらかった。ジグザグの山道を延々と降りていくだけなのだが、石がごろごろした山道は非常にすべりやすく、気を抜くと転倒することになる。体重がかかるつま先の痛みはひどいし、すべらないように踏ん張っている腰にも負担が大きい。非常に多くの人間が下山するので、砂ボコリが舞い上がって目鼻口は大変な状態である。私は皮膚が弱いので、汗をかき、砂まみれになった腕は軽い炎症を起こしていた。太陽が出てきて暖かいのはありがたかったが、それもはじめだけで、高度が下がるにつれて真冬から夏へと季節が進んでいく。本8号目での休憩後は、売店もないので水分補給、栄養補給も難しい。非常に苦しかった。

11:00ごろ、5合目に帰還。以上で富士登山終了である。

これから富士山に行く人へ

持って行くと良いと思ったものをメモしておきます。旅行会社などがそろえておくように指示してくれたものは省いています。

  1. マスク
    …私は一緒に参加した友人にもらいました(感謝)。上にも書きましたが、下山時の砂ボコリは想像を超えます。本当はゴーグルも欲しいところですが、使い捨てのマスクを2枚以上持って行くことをおすすめします。1枚では足りない可能性もあります。
  2. ヘッドライト用の予備の電池
    …私と妻のヘッドライトは、ほぼ同時刻に電池が切れました。周囲の人たちも同じように電池切れになっていたようです。予備の電池はポケットに入れておくのが良いと思います。
  3. ウエットティッシュ
    …風呂には入れませんし、山上では水は貴重品ですので必需品です。
  4. 使い捨てカイロ
    …御来光を拝むコースに参加する場合、あるとうれしいアイテムです。とにかく寒いので。

感想と蛇足

好天に恵まれたこともあり、非常に楽しい登山でした。ただ、登山を終えた今、登山前の自分に言いたいのは「富士山をなめるな」ということです。それなりに体力には自信があるし(運動不足のくせに)、トレッキングやハイキングは大好きだから何とかなるでしょう、と思っていた自分が嫌になる*5。これまで問題がなかったから、という理由で靴もスニーカーで行きましたが、岩だらけの道を歩くにはそれなりの靴が必要です。登山用品の店に行くと、「富士登山?じゃあ、あれとこれとそれを買わないと」という風に言われ、なんと商魂たくましい、と思いましたが、言われたものはたいてい必要なものでした(ごめんなさいごめんなさい)。

このように、反省点はいくつもあるわけですが、いずれまた再挑戦するつもりです。妻も再チャレンジを希望しているので、今度はピークを外し、装備を充実させて、頂上のお鉢巡りにもトライしてみたいなあ、と思っています。富士山は楽しい。

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*1:歯を磨くスペースはないので、外で歯を磨き、ペットボトルの水で口をすすぐ

*2:このあたりになると水は500mlのペットボトルが1本500円

*3:焼き印を押してもらう山登り用の長い杖

*4:ちなみに写真は全部彼女が撮影したもの

*5:海外で富士山以上の標高を何度か経験していたのも良くなかった。根拠のない自信ほどたちの悪いものはない。

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