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妄言砂漠

2008-08-31

Ctrans20080831

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昨日は、ポレポレ東中野で開催中の中国インディペンデント映画祭に行ってきました。

今回鑑賞したのは高三。たいへん面白かったです。

タイトル通り、高校3年生の1年間を高考を軸に追いかけていくのですが、全編を通して生徒や教師に張り付くように撮影していて、「よくこれ撮影できたなあ」と感心します。大陸の高校生の授業風景や寮生活、生活指導の様子、共産党入党、そしてとにかく勉強しまくる生徒たちの様子が次々に映し出されます。この授業風景だけでも見る価値ありかと。中国の高校生がどういう風に授業を受けてるのか、この映画を見るまで私はまるで知りませんでした。福建省の高校が舞台ですが、生徒や先生は聞き取りやすい標準語で話していますし、中日英の字幕が付いているので、それなりに授業についていくことができます。

以下、ネタバレがあります。

個人的に面白いなあと思ったのは、网吧に入り浸ってオンライン・ゲームの仮想通貨を貯め込み、現金化して大もうけ、みたいな話を若干鼻孔を広げながら話す男の子と、受験のプレッシャーに押しつぶされそうになって逃げようとする生徒を先生が思いとどまらせるシーンで「以前、落ち込んだときはどうやって乗り越えたんだ」「仏を拝んで」「じゃ、もう1回拝んでこい」というやりとり。仏教を信じている大陸の高校生という存在が、なんだかちょっと新鮮でした。

あと、共産党への入党。できる生徒たちを集めて、ああいう会議をしている様子(それも演技ではない)や入党にあたっての決意の作文なんていうのもたいへん興味深かったです。

エンドロールにクラスの生徒たちの合否一覧が出るんですが(!)、その結果の厳しさに目まいを感じながらも、「がんばれよー」と応援したくなる映画でした。超オススメ。紹介して下さったid:sanfuさんに感謝。

東京での上映は今週の金曜日まで、9月13日からは大阪に会場が移動。もう何回か見たいんですが、残念ながら、見に行くのはちょっと難しそう。DVDにならないかなあ。

中国インディペンデント映画祭ブログ : 周浩、『高三』を語る

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