2006年1月22日日曜日Orz...
■ [台湾] 大学入試問題に「Orz」 
本日台湾全国に行われている「基本学力測験」(日本のセンター試験に相当)の国文科の試験問題に、「Orz*1」という言葉が使われていることが分かりました。
ネット中に流行っている言葉の誤用や俗語(いわゆる「火星文*2」)がいくつ挙げられ、学生に正確な中国語に直させる問題です。Orzのほかに、「偶」などの方言的表現と「ㄉ」のような注音文の表現も試験問題になりました。
ただ、この「Orz」の問題について、改正させるものは「3Q得Orz」になっています。「3Q」は「サンキュー」のことで、「感謝(すぎて)がっくり」はどう見ても意味不明でしょう。実はこちらの「Orz」は普段使われている「失意」「もうだめだ」「もうみてらんない」などの意味では解釈不能です。
出題者が公表している正解は「感謝得五體投地」だそうです。
五體投地という熟語は、普段「感服」という意味に使われ、本来は仏教用語らしく、両手・両膝・額という身体の五部分を地に付けて平伏し、仏や高僧などに礼拝することを「五體投地」といいます。
つまり出題者は、「Orz」を「五體投地」の様子として考えているようです。
実際、私は「Orz」を凹みの意味だけで使っていますが、この前ちょっと話題になったように、台湾では「Orz」は「好人文化」の一環になっています(→こちらにも参照)。つまり「あんたはいい人だけど…」に言われる状態を「Orz」で表現するのが普通です。 言葉は変わるものですから、ネット上に本当に感服などの意味で使われているかもしれません。
P.S. 試験に注音文はやめてくれ!
追記 1/23
台湾では、学歴社会のため受験戦争は大変ひどい状態です。この中、「試験は教育をリードしている」という現象があり、入試試験の内容や問題の形式はこれからの教育現場の教育方針や模擬試験の参考になります。
「これからは予備校とかで学生に火星文の問題文を了解させるために火星文を指導する方針を採ることになる」と、教育界からこの入試問題に対する批評が強い模様です。
ほかに、まだ浸透していない表現なので、ネット通信を使っていない学生(とくに田舎の学生)にとっては不公平ではないかと。
試験センターもこの問題を採点しないことにするか、検討しています。
追記 1/24
24日に続きを書きました。
*1:台湾式の表現は大文字のOを使うのが多いようです。また、「囧rz」というもっとブサイクな表現もあります。
*2:参照http://scrapbook.ameba.jp/mandarin_book/entry-10005543415.html。おそらく日本語では文字化けになるためこの文章は「英語系統」として紹介すると思うが、実際台湾では英語系統があまり使われていない、しかし注音文の乱用はひどくなっている…(中国ではピンインなので、本当にMMのようにアルファベット連発です…これも相当分かりにくい)。
また、「下」を同音の「嚇」を表す例について、あれはなんの系統だというと「誤変換」だと思う。中国語の文法の規則性は弱く、読み方式のIMEは日本語より相当高い確率に誤変換が発生する。もちろん誤字を直すべきがあるが、こういう大量の誤変換がそのまま含まれている文章が「不選字文」と言われ、火星文の一種として考えられている。
QianChong2006/01/23 07:40おもしろいですねえ。「Orz」は膝をついた格好だから、そこから派生してくる意味は中文のほうが多いかもしれませんね。“跪”という行為のとらえ方は日本人よりずっとずっと重いような気がするんですが。
Herr Katze2006/01/23 19:47基本的には _| ̄|○ と同意だと思います。カラダの表すカタチとしては五體投地と酷似してるんでしょうけど・・・
buttw2006/01/24 00:34>QianChongさん・Herr Katzeさん いま台湾のネット上Orzの意味が多すぎてちょっと止まって考えないと誤解するかもしれません…。