オボエテタンゴ

2017-07-02行かないで

玉置浩二のフィルハーモニーコンサートへ行ってきた。

安全地帯時代からの大ファン!という訳ではないのだが

どうしても「行かないで」という曲を生で聴いてみたかった。


昔昔、調べたら28年も昔。

沢口靖子主演の「さよなら李香蘭」という日中合作ドラマがあった。

戦前に日中間で活躍し、時代に翻弄された女優、山口淑子氏の物語である。

その主題歌が「行かないで」

ドラマの内容もさることながら、この主題歌は哀しく切なかった。


それから数年後、アジアの歌神、張学友の来日コンサートで

広東語カバー曲「李香蘭」を聴き、声の波動で全身突き抜けられるような衝撃を受けた。

ジャッキーはホントに歌神だと思った。


更に何年もの時を経て、動画サイトで偶然に「さよなら李香蘭」を見つけた。

懐かしい~!

出演者の、なんて豪華なこと!

このあとすぐに、天安門事件が起こったんだよね。


続けて玉置浩二のライブ映像を探した。

香港公演での「行かないで」は、何度も観てその度泣いた。

私生活や人間性は問題の多い人のようだけど

歌手としては、ど~でもいいんでないの?

と思わせる圧倒的な歌唱力。

彼が歌えるうちに、生で聴きたい!

人生は、この先何が起こるか分からないのだから。


日本フィルハーモニー交響楽団の演奏は素晴らしかった。

指揮の大友直人氏は、1曲終わるたびにアーティストへ賛辞の拍手をしていた。

あぁ、オーケストラっていいなぁ。

あんなに小さなトライアングルでも、プロが使うと光るなぁ。

吹奏楽部の娘も、連れて来たかったなぁ。

そしてコンサート終盤で、ついに迎えた「行かないで」の前奏。

オーボエの音色が流れると、会場は異様な静けさに包まれた。


私は泣かなかった。

タオル地のハンカチ握りしめて、泣く気満々だったのに、涙は出なかった。

放心状態って、泣けないんだな。


東京五輪では、ぜひ玉置浩二に歌って欲しい。

日本語の美しさ、世界中に響かせて~♪


本日のオボエテタンゴ

オーボエ

双簧管

shuang1huang2guan3

オーボエ

切ない音色にやられます