Hatena::Groupchinese

中文教材 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-07-16論文用メモ(4)

魏象乾的《繙清说》 魏象乾的《繙清说》 - 中文教材 を含むブックマーク はてなブックマーク - 魏象乾的《繙清说》 - 中文教材

《中国翻译》杂志1988/02

《繙清说》文共1600字,言简意赅,见解深刻。所谓“繙清”,就是从汉文译为清(满)文,满文诞生较迟,是在清未入关前的清太祖努尔哈赤时创造的。太宗时,又命著名语言学家达海加以改造,制成了后来通用的新满洲字,即清代的国书。清朝初年,为加强统治和加紧介绍汉族先进文化的迫切需要,满汉互译工作十分繁重。魏氏此文,主要根据自己在汉译满工作中的切身体会,论述了翻译的原则、标准,以及初学翻译者如何入门和提高等问题。他首先谈到了“翻译之道”和“正”译的标准。

“夫所谓‘正’者,了其意,完其辞,顺其气,传其神,不增不减,不颠不倒,不恃取意,---间有增减、颠倒与取意者,岂无故而然欤?盖增者,以汉文之本有含蓄也,非增之,其意不达;减者,以汉文之本有重复也,非减之,其辞不练。若夫颠倒与取意也,非颠倒则扞格不通,非取意則语气不解。此以请文之体,有不得不然者,然后从而变之,岂恃此以见长哉? ---- 乃或有清文稍优者,务尚新奇,好行穿凿:以对字为拘,动曰取意:以顺行为拙,辄云调换。每用老话为元音,罔顾汉文之当否;更因词穷而增减,反谓清文之精工。”

◆『繙清説』の著者、魏象乾は漢族で、清国朝廷に翻訳進士科が設置された乾隆四年(1739年)に翻訳者として朝廷に採用され、七品官の官位を持つ翻訳官として漢文(中国語)から満文(満州語、本文中では「清文」)への翻訳に従事していた。『繙清説』は乾隆五年(1740年)に府内の文書として書かれた翻訳論で、新人翻訳官の教育用に用いられたものと見られている。

「繙清」とは漢文を満文に翻訳することを指している。満文は清朝の公文に用いられていたが、漢民族の持つ先進的な文化を取り入れるために、漢文からの翻訳は朝廷内でかなり盛んに行われていた。魏象乾は自身の翻訳経験に基づき、この文章の中で翻訳の原則、基準、新人翻訳者の心得などについて述べている。上述引用部分の大体の内容を現代日本語に訳すと以下の通り。

「正しい翻訳とは、原文の意図をよく理解し、原文の順序に沿って、その内容を伝えるものである。増減せず、前後の順序を変えず、内容を取ることだけに頼ってはならない。-中略-ときに増減や顛倒して訳すことがあっても、それには根拠がなければならない。増やすということは漢文自体に含みがあることを意味しており、増やさなければ意味が伝わらない場合である。減らすのは、漢文に重複がある場合で、減らさなければ言葉が簡潔でなくなる場合である。顛倒させることによって意味を取るというのは、そうしなければ語法に合わなくなるためだ。意味が通じるように訳さなければならない。つまり、清文のスタイルにどうしても合わないという時に、原文を変える。-中略-清文にいささか優れた翻訳者は人目を引くために訳文をあれこれといじりたがり、文字通りに訳すことを堅苦しく思い、意訳をしがちである。また語順に従う翻訳は拙劣であると感じ、並べ換えようとする。決まり文句や慣用句を原文にそうあったかのように誤魔化しに用いて、それが漢文の本意に合っているかどうかを考えない。さらに語彙や言い回しに詰まると増やしたり減らしたりして、清文の完成度を高くするためだといいわけをする傾向がある」。

トラックバック - http://chinese.g.hatena.ne.jp/toraneko285/20060716