Hatena::Groupchinese

中文教材 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-03-31猫の惑星0 自序 このエントリーを含むブックマーク

自序

自序

  我向来不给自己的作品写序。怕麻烦;很立得住的一个理由。还有呢,要说的话已都在书中说了,何必再絮絮叨叨?再说,夸奖自己吧,不好;咒骂自己吧,更合不着。莫若不言不语,随它去。

 私は自分の作品に序文を書いたことがない。面倒だから――これが一番もっともらしい理由だ。それだけでなく、言うべきことは全て作品の中で言い尽くしているのに、くどくど解説する必要あるだろうか。それに自画自賛するのはよくない。自己卑下も割に合わない。むしろ何も語らぬのがよい。

  此次现代书局嘱令给《猫城记》作序,天大的难题!引证莎士比亚需要翻书;记性向来不强。自道身世说起来管保又臭又长,因为一肚子倒有半肚子牢骚,哭哭啼啼也不象个样子——本来长得就不十分体面。怎办?

 今回、現代書局が『猫の惑星』に序文を載せよという。なんと難しい注文だろう。シェークスピアを引用するにも本を開いて確認するほど記憶力が弱いし、自分の出自来歴を語れば長く嫌味になる。腹の半分に不平不満を抱えて泣いたり喚いたりしてもみっともないだけだ。―― もともと風采の上がらない人間なのに。どうすればいいか。

  好吧,这么说:《猫城记》是个恶梦。为什么写它?最大的原因——吃多了。可是写得很不错,因为二姐和外甥都向我伸大拇指,虽然我自己还有一点点不满意。不很幽默。但是吃多了大笑,震破肚皮还怎再吃?不满意,可也无法。人不为面包而生。是的,火腿面包其庶几乎?

 仕方ない、こんな風に言っておこうか。『猫の惑星』は悪夢だ、と。では、なぜこの作品を書いたのか。最大の理由は――腹がいっぱいになったから。だが出来栄えはよかった。というのも、二番目の姉の息子、私の甥っ子が親指を立てて称賛してくれたのだ。自分しては不満がないとは言えない。ユーモアに欠けている。しかし腹いっぱいで大笑いして腹の皮が裂けたら、それから先はどうやって物を食べればいいのか。不満はあるがどうしようもない。人はパンのみにて生きるにあらず。そうとも、ハムくらいつけてほしいものだ。

  二姐嫌它太悲观,我告诉她,猫人是猫人,与我们不相干,管它悲观不悲观。二姐点头不已。

 二番目の姉は悲観的すぎると言う。私が「猫人間は猫人間だ、我々とは関係ない、悲観的だろうとそうでなかろうと構わない」と言うと、彼女はしきりに頷いた。

  外甥问我是哪一派的写家?属于哪一阶级?代表哪种人讲话?是否脊椎动物?得了多少稿费?我给他买了十斤苹果,堵上他的嘴。他不再问,我乐得去睡大觉。梦中倘有所见,也许还能写本“狗城记”。是为序。

 甥っ子は私に「おじさんは何派の作家?、どの階級?、どういう立場で発言するの、もしかして脊椎動物?」と尋ねる。私は甥っ子にリンゴを5キロほど買ってやり、あいつの口を塞いだ。それ以上質問がなければ安心して寝ることができる。夢の中で見たことを、こんどは『犬の惑星』に書くことができるかもしれない。これを自序とする。

  年月日,刚睡醒,不大记得。

年月日、目覚めたばかりではっきりしない。

トラックバック - http://chinese.g.hatena.ne.jp/toraneko285/20170331